ENTRY
Interview

失敗して、失敗して、
失敗した先にゴールがある。

青山 剛士
Kouji Aoyama
技術部 技術課 設計担当
2015年中途入社

「これだ!」に出会うまで、ぐるぐると考え続ける。

冷間鍛造という加工法にとって、最も大事なのは最初の工程設計だ。工程設計、つまり、目的の製品形状をつくるために、おおもとの円柱形の金属素材にどんな順番で圧造を施すのがベストかという、工程を考えることだ。想像してみて欲しい。まず【A】10cmくらいの長さの円柱形の金属を思い浮かべる、次に【B】最終形状をイメージする。【A】から【B】に辿り着くまでの過程を頭の中でシミュレーションする。1段階目でどこを変形させるか。2段階目に穴を開けた方が最適か。3段階目、4段階目でどんな形状をつくるか、最終5段階目で正確な寸法を出すために何が必要か。新しい製品の工程を考えていく時にはいつも、頭の中でぐるぐると、円柱形の金属から最終形状に至るまでの道筋を何通りも考える。「これだ!」とパッと目の前が開ける瞬間に出会うまで。

「これだ!」に出会うまで、ぐるぐると考え続ける。

それがものづくりってもの、だから面白い。

全ての可能性を考え尽くし、時にはシミュレーションソフトも使い「これでいける!」という光明が見えれば、金型設計と製造を経て試作に入る。ただ、いくらシミュレーションが完璧でも、試作段階で挫折することはザラだ。それがものづくりってものだし、冷間鍛造という加工法の面白いところでもある。問題が出たら、次の手を試せばいい。また失敗しても、次の次の手を考えるまでだ。いつ終わるとも知れない繰り返しの先には必ずゴールがある。考えることは好きだ。ああでもない、こうでもないと試行錯誤をする時間が、実は一番面白くもある。最近ではホームセンターを訪れた際、何に使うか分からない金属部品が目につき、冷間鍛造でつくるならどんな工程がベストかと立ち止まって考えている自分に気づく。自分でも、これは職業病だなと苦笑いするしかないのだが。

それがものづくりってもの、だから面白い。