みんなに満足してもらうには？
営業として創意工夫する毎日。

前職は自動車部品の設計。街を走る車に自分が設計したパーツが載っていたこともあって、仕事は楽しかった。でも、時には納期のためにプライベートを犠牲にすることもあり、転職を考えるようになった。転職しても、できれば自動車業界に関わりたい。でも今度は、営業にチャレンジしてみたい。そんな気持ちだった。重視したのは環境面だ。正直に言えば残業は少ない方がいい。好きな業界で無理なく働ける。そんな環境を求めて出会ったのが東洋ファスナーだった。面接の時に希望を率直に伝えたところ、すべての疑問に真摯に答えてくれたことが印象的だった。この会社なら信用できると直感したことは、今でも間違いじゃなかったと思っている。前職と違って今度は営業だけど、ものづくりに関わるという点では変わらない。これまでの経験を活かそうと、新しい環境に飛び込む決意をした。

営業として毎日、日本を代表する大手自動車部品メーカーへ足を運ぶ日々。開発中の製品についてヒアリングを繰り返し「東洋ファスナーの技術ならこんなことが実現できます」と、提案していく。会話を通して感じるのは、私たちの技術への信頼性の高さだ。「こんな形状に変更すれば、コストと品質を両立できる」などの提案を積極的に採用してくれる。こうした活動を経て量産が決まれば、製造現場とのコミュニケーションも大事になる。納期や納品形態などのお客様の要望が、時には製造現場に無理をさせることにつながってしまう。そんな時は営業の腕の見せ所だ。お客様の要望を叶えつつ、製造現場に無理をさせないために知恵を絞り、工夫をこらす。時にはお客様を相手にタフな交渉もする。その結果、関わるすべての人の満足を得られた時、営業という仕事の醍醐味を感じる。