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Reikan Tanzo?

“レイカンタンゾウ”って何?

東洋ファスナーは「冷間鍛造」という技術で自動車部品を製造するメーカーです。
ここでは、私たちのコア技術である「冷間鍛造」とは何かをご紹介します。

金属の加工方法はたくさんある

そもそも論から始めると

皆さんの身の周りにある工業製品はすべて、鉄などの金属が無ければ成り立ちません。特に自動車はその最たるもので、ボディはもちろん、モーターの回転を推進力に変える駆動系の部品など、自動車を構成するあらゆる機構には金属製の部品が必須です。これは、テクノロジーがどれだけ進歩しても変わらない事実です。

金属の加工方法はたくさんある

ひとくちに金属加工と言っても加工方法はたくさんあります。金属を削る切削加工、溶かした金属を型に流し込む鋳造、金属の粉末を焼き固める焼結など、数え上げたらきりがないくらいです。その中のひとつが、私たちのコア技術である冷間鍛造であり、自動車部品が小型化・高精度化していくこれからの時代に注目を集めている技術です。

冷間鍛造とは

冷間鍛造とは

冷間鍛造とは、簡単に言えば常温の金属に「ものすごい圧力」をかけて思い通りの形をつくる技術です。…と言っても、なかなか想像しにくいかも知れません。例えるなら、金属は「ものすごく硬い粘土」のようなもので、そこに「ものすごい圧力」をかけると変形します。こうした性質を利用し、金属を思い通りの形に変えることができるのが、冷間鍛造という加工方法です。

ただ、いくら金属が「粘土のようなもの」だと言っても、間違った方法や順番で圧力をかけてしまうとひび割れたり、破損したりします。目的の形状をいかに高精度に、かつ効率的に、安全につくれるかという点に冷間鍛造メーカーの技術が集約されます。私たちは長年、冷間鍛造という加工法のノウハウを高いレベルで蓄積してきたメーカーです。サブミクロン(1万分の1ミリ)の精度の加工を可能にする私たちの技術が、注目を集めています。

冷間鍛造のメリット

近年、切削加工などによって製造していた製品を冷間鍛造に変更するニーズが高まっています。冷間鍛造には、他の金属加工技術と比べて多くのメリットがあるからです。

冷間鍛造 切削加工 鋳造 焼結
加工スピード
量産
製品精度
製品強度
  • 1秒に1個というスピードで加工が可能
  • 高速生産が可能なため、大量生産に適している
  • 複雑形状、高精度の加工も可能
  • 金属の繊維を切断しないため強度が高い